ナウシカのコロナ予言 (1)
2020年12月25日(金) 放送、日本テレビ系金曜ロードSHOW!「風の谷のナウシカ」
21時00分~23時24分




2020年のクリスマスは日本アニメーションを代表する名作「風の谷のナウシカ」をノーカット放送。


風の谷のナウシカの世界では「マスク無しでは生きていけない死の腐海の未来」が宮崎駿により描かれていた。この作品は35年以上前のもの。現在、新型コロナウイルスにより、まさにマスク無しでは生きていけない世界が訪れている。





コロナは、毎日100人以上いても死亡者数は全国で10人を切ってるし、病棟不足などの医療崩壊もしていないから普通に手洗いやマスクなどの予防で大丈夫という見方もあるが、若い層から高齢者への感染、また高齢者が表に出てくると死亡率の上昇が予見できる。なので、けして楽観視してはいけない状況にある。




今回は、ナウシカが本当にコロナを予見していたのか、5chの情報をまとめてみた。




■目次

「風の谷のナウシカ」あらすじ
「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵
「風の谷のナウシカ」原作との違い
ナウシカはコロナを予言していた?

「風の谷のナウシカ」あらすじ




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「火の七日間」と呼ばれる大戦争から1000年。
人類は、有毒な「瘴気」を吐き出す木々が生い茂る「腐海」とそこに棲む「蟲」たちにおびえながら暮らしていた。「腐海」のほとりにある「風の谷」は、平和な小国。



しかしある夜、軍事大国・トルメキアの巨大船が谷に墜落。船に囚われていた工房都市国家・ペジテの王女・ラステル(冨永みーな)は、救出に向かった風の谷の姫・ナウシカ(島本須美)に「積み荷を燃やして」と言い遺してこの世を去った。




「積み荷」とは、「火の七日間」で使われた人型兵器「巨神兵」。
ペジテの地下深くで発見された最凶の兵器をトルメキアが略奪、運搬の途中で船が墜落してしまったのだ。程なくして、トルメキア軍が巨神兵を追って風の谷にやってくるが…


公式サイト






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「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵





風の谷のナウシカに登場する巨神兵は、映画を見ても一体何なのか?詳しい説明がされていない。しかし、原作にはその説明があり、 巨神兵は人類が作った「生物型兵器」とされている。



巨神兵自体は、「目的を持って世界を滅ぼした」ではなく「世界が滅んだのは巨神兵を作って起動させてしまった」ことで世界が滅んだ。




わかりやすく例えると、現代でいう核兵器ボタンのようなものを作動させてしまった。つまり、核戦争が始まり、世界が滅んだことを「巨神兵」という「生物型兵器」として表現している。



劇場版では「胎児の状態で千年眠っていた」設定になっているが、原作では超硬質セラミックの骨格のみで肉も臓器も存在しない状態。「腐るべき肉がまだ生成されていない状態」だったので、「千年の年月があっても保つ事が出来た」設定になっている。






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「風の谷のナウシカ」原作との違い






映画は、原作1巻~2巻の途中までをもとに、変更を加えて完結している。


映画のエンディングでメーヴェ(ナウシカが乗っていた白い乗り物)を村の沢山の子供が乗っているシーンがあるが、原作では、あれに乗るのは「風を読む特別な力」が無いと乗ることは出来ない。風の谷の言い伝えでは、「あれに乗ることの出来る人は、同じ時を生きる人の中に一人しかいない」と語っている。





原作では、土鬼(ドルク)という一大国家(仏教的な文化で、神聖皇帝が支配している広大な土地を持つ)に、トルメキア王国が戦争を行う「トルメキア戦役」という戦争に、腐海のほとりに存在する辺境諸国(風の谷、ペジテもその一つ)が盟約でトルメキア軍に参加。




その戦争の中で、「腐海の謎」、「土鬼の神聖皇帝の謎」が明かされていく。
映画なかで大ババ様が「王蟲(オーム)によって国が滅んだ」と語っているが、その王蟲に原作の中では襲われ、「大海嘯(だいかいしょう)」 という王蟲の群れがあらゆるものをぶち壊して進み続け、飢餓で果てるまで走る。




人類が王蟲などの生息域である腐海へはいると、この現象が起こるので、ナウシカのいる風の谷は「エフタル」という大きな国だったのが、この現象のためにいくつかの小国になったと説明される。

 

映画には出てこなかったキャラクターが非常に多く、映画とはだいぶ違った重々しい内容になっていて、巨神兵も兵器ではなく自らの意志を持つようになる。




他にも、トルメキア軍の姫には、三人の兄がいて、権力争いが行われている。その後のトルメキアの敵国との戦いと、権力争いも描かれている。





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ナウシカはコロナを予言していた?



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ナウシカの世界では「マスク無しで生きていけない死の腐海」の未来世界が宮崎駿により描かれている。



コロナ渦で第2波、第3波が訪れようとしている日本。

次々と変異タイプによる発症も伝えられており、このままナウシカのように腐海に呑み込まれてしまうのではないか?ナウシカはコロナを予言していたのではないか?と5chでは都市伝説の一つとして騒がれている。




映画の中でナウシカの中で
「そのもの青き衣をまといて金色の野に降り立つべし、失われし大地との絆を結びついに人々を青き清浄の地へ導かん」という予言がある。


映画では「『風の谷』に古くから伝わる伝承」として描かれているが、漫画では敵国である『土鬼』の伝承。土鬼の僧侶は「敵の、しかもあのような得体の知れない女が伝説の人のはずがない!」と否定。



ナウシカの行為は神の如く地球上の全ての生命を、意のままにせんとする旧人類の支配を拒否することであり、生命の尊厳を重んじた判断だった。


命の尊さは人間思案の範疇を超えるもの。多少、意外性を求めたラストだったが、宮崎駿監督のメッセージもそこに在った様に思える。


このナウシカの予言は、宮崎監督よる「もっと自然を大切にしないとばちが当たる」みたいな未来へのメッセージだったのだろう。宮崎監督の作品はどれも自然との共存など人の心に語りかけてくれるような作品が多いのも、そういったメッセージが込められている。



なので、ナウシカのようなマスクなしでないと外に出れないコロナを予言していたとは言い切れない。



それに、コロナウイルスの感染防止に対して、マスクは万全ではない。



胞子に比べ、コロナウイルスの大きさは数十倍の小さなもの。
おそらくナウシカのマスクでもコロナは防げないし、covid-19の性質はまだまだ未知。ナウシカが地下の実験室で菌の栽培を行い、その瘴気の毒性が菌類固有ではないこと見つけたように、我々はcovid-19についてもっと研究し、その性質を理解しなければ、本当に対峙することはできない。



マスクの有効性については、感染者が付ければ周りへの飛沫拡散を抑制できる効果を期待できるが、一方で予防方法としては完璧なものではない。N95のウイルス用特殊マスクを付けていた感染予防についてはプロの医療従事者も、高濃度のウイルス飛沫存在環境では感染している。


しかし、私は自分が感染していないという確証がない。だから感染拡大防止のためにマスクを付ける。自分のためではなく、周りへの配慮のため。皆がそのようにお互いを思いやれば、感染拡大を少しは抑えることができると、期待している。




現在のコロナは、一人の英雄により解決しない事態。

ナウシカの世界よりも、もっと一人一人のお互いのrespectとやさしさの問われる事象であろう。 管理人の個人的な感想としては、ナウシカの世界より、映画「感染列島」のほうが予言に近づいてる感じる。ワクチンが出来たとしても、今後、毎年のようにコロナ流行時期があり、予防接種が必要で、予防接種を受けたとしてもインフルエンザのように流行してしまう恐れのある病として、半永久的に対策が必要となるのは確実といえるだろう。





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